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チョー・コクスイ大師が残されたもの

3月19日はチョー大師の命日にあたります。命日をマハサマディとして祝う習慣がヨガの伝統にあります。マハサマディとは偉大な師が涅槃に入ることを言います。「マハ」とは「偉大な」、「サマディ」は「瞑想において精神集中が極まった状態」つまり涅槃(ニルヴァーナ)、光明、サマディ、エンライトメントとも呼ばれ、仏教では「三昧」の語源。体と心、すべてを超越して、本当の自分、魂と一体になり、さらに創造の源、至高なる存在・神と一体になる、人の意識の究極のステージ(インターネットより)





魂が肉体から離れるとき「あの世」に移行します。瞑想の時などに、ある程度似たような体験をしているのではないかと思われます。


深い瞑想に入るとき、至福の境地に到達することがあります。日々の瞑想の小さな積み重ねの経験は、移行するときに応用されるのかもしれません。時が訪れるとき、穏やかな境地で瞑想の延長のように死を迎えらるとしたらどうでしょう。


チョー大師は肉体を離れる間際になってから、弟子たちを呼んで3つの指示をされました。


  1. Practice diligently. (勤勉に励みなさい)

  2. Purify yourself(自身を浄化しなさい)

  3. Spread teachings(教えを広めなさい)


1.Practice diligently. (勤勉に励みなさい)

プラニック・ヒーリングやアルハティック・ヨガは、実践的で実用的な技術です。プラニック・ヒーラーは手技で痛みを緩和したり、回復を助けたりすることができます。アルハティック・ヨギは、5つの柱の実践により、大いなる源と繋がり、心身の浄化によって体を健康にして人格形成に努め、瞑想を行い、適切な生計を得て、奉仕やサービスを行っていきます。これには「勤勉さと怠惰にならない」日々の努力や精進が必要です。


2.Purify yourself(自身を浄化しなさい)

プラニック・ヒーリングでは「クレンジング」と「エナジャイジング」の2つの方法を使いこなしてヒーリングを進めていくのですが、人格形成も自己浄化という「クレンジング」のひとつです。これを行うことなしには、「カルマ(原因と結果の法則)」が大きく受けてしまう可能性があります。蒔いた種がヨガの実践とともに加速する場合があるのです。これを防ぎ、ネガティブな害を最小限にするための、多くの方策をチョー先生は教えてくれています。なので、生徒は安全にヨガの実践を行っていくことができるのです。


浄化の大切さは、プラニック・ヒーリングそのものが浄化(クレンジング)のための技術であり、それを十分に行うことによって、安全なヨガつまり瞑想(エナジャイジング)を行えるようになっているこのシステム自体、現代的な実践法であり、エネルギーを扱う科学であり、人類の教育システムともいえます。


3.Spread teachings(教えを広めなさい)

プラニック・ヒーリングとアルハティック・ヨガは、現代人のためのものであり、後世に長く伝えられるべき貴重な遺産です。チョー・コクスイ大師の願いは、簡単な方法で、多くの人たちの痛みや苦しみを取り除くことでした。2007年にチョー大師が他界され、ヒーリング実践者の中で大きな出来事が起こったのだと知りました。直接お会いできなかったことを残念に思いましたが、プラニック・ヒーリングをやめようとは思いませんでした。20冊以上の教科書ともいえる大師の著書があるので一生かけて読みたいと思いました。それに先生は「肉体」ではない事をどこかで知っていました。魂の存在や輪廻転生は、私の育った環境の中では普通に理解できることでした。


それに大師の弟子のマスターたちや、わたしたち実践者自身がチョー大師の遺志と遺産を引き継いでいます。今年もマスタースティーブンがチョー大師の教えを思い出させてくださいました。常に心にとめていたいのは、「教えを自ら生きる者になる」ということです。これは重要な意味を持っている言葉です。偉大な魂が残された言葉や教えを改めて思い出したマハサマディの瞑想でした。


感謝と尊敬と愛をこめて。


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