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温故知新-古きを温めて新しきを知る

kanaepranic

更新日:1月10日

Atma Namaste. 新年の抱負は決まりましたか?

 

瞑想をしていたところ、「温故知新」という故事成語が浮かびました。そんな折に、正月に実家に帰った際に、父が読んでいた中国の思想シリーズ『論語』ほか本を譲り受けたので、その中から、ご紹介します。


子曰(のたま)わく

古きを温めて新しきを知れば、もって師たるべし。

子曰、温故而知新、可似為師矣。(為政二⑪)


現代語訳:孔子(先生)はおっしゃった。「昔の人の教えや過去のことについて学び、そこから新しい考え方や物事への取り組み方を見つけられれば、その人はよい先生になることができる」

 

孔子の教えの中で、古典を読むことは単なる知識の習得にとどまらず、人格を高めるため、そして社会に貢献できる有徳な人間になるための道とされました。

 

ここで、「温(あたた)めて、または、温(たず)ねて」と呼ばれる、「温」という文字を使うのは何故なのでしょうか?「温める」には「古いもの、冷えたものを、もう一度温める」「手元に置いて大切にする」という意味があります。


中国では、古来より生命エネルギーを表す言葉を「氣」として著していました。この古くからの概念である「氣」について、サンスクリットでいうプラーナという観点で「氣」の治療面における扱い方をチョー大師が本に著して世に出されました。これをプラニック・ヒーリング(氣療法)と呼びます。また、この本には古くから経典や書物からの多くの引用が紹介され、巻末には推薦図書が紹介されています。


プラニック・ヒーリングを学ぶ者にとっては、この教科書が原点でありヒーリングのバイブルです。これまでは口伝でしか伝わらなかった叡智が、書かれた教科書を読むことによって、その意味や成り立ちを理解して、それを使いこなし、最善の成果を得ることができるのは、人類の素晴らしい進化ではないでしょうか。

 

プラニック・ヒーリングの最初の本Miracles Through Pranic Healingは1987年に世に出され、現在、日本語で『チョー・コクスイ大師 奇蹟の径路 プラニック・ヒーリング』第2版として日本語翻訳出版されています。



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【参考文献】

「中国の思想」久米旺生[訳]

子や孫に読み聴かせたい論語 安岡定子 幻冬舎






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